(写真もダミーで、弊社ロゴにしています)
丸太へのレーザー彫刻を行いました。
樹種は杉になります。
お客様のロゴを彫刻しましたが、守秘義務の関係で丸太の一部しか写真を掲載出来ません。
乾燥された丸太になり、乾燥時に縦方向にひび割れが発生しています。
丸太の上面への彫刻になり、その面はしっかりと平面になるように研磨されています。
レーザー機は最終的にレンズでレーザー光を集光させて、光エネルギーを高めて加工を行いますので、加工面の平面の確保は絶対になります。
今回の材料はその点はクリアされていましたが、縦方向に何か所か割れが入っており、
その割れをさけてお客様のロゴを彫刻するのに工夫が必要でした。
弊社の判断にての彫刻位置を決めて下さいという事でしたが、やはりお客様のイメージが有りますので、画像による確認を行いました。
その確認方法は、スマホで丸太の上部の写真を撮影し、その写真をイラストレーターに取り込み、実際の寸法の円を作成し、その中に丸太の写真を嵌めました。
そして、その画像にロゴデータを重ねて、割れを避ける様にデータ配置を行いました。
ダミー写真の赤丸が丸太のサイズの円。ロゴは御支給いただいたままのサイズでした。
その配置データをお客様にご確認いただき、その写真に近い形で彫刻を行いました。
何個かのレーザー彫刻を行ったのですが、もちろん木材は生き物ですので、同じ条件で
加工を行っても色の出具合に違いが有りました。
焦げ茶色を狙ったのですが、木材自身の色が少し暗いものでは、その条件でも黒く焦げた感じになってしまいました。
天然の木材への彫刻はバラツキがどうしても発生してしまう事を事前にご説明しての加工でした。
納品した後に「綺麗な彫刻でした」とのお言葉をいただき、大変嬉しく思いました。
工程の流れは
・イラストレーターのデータ御支給
・材料御支給
・配置決定のための材料写真撮影
・イラストレーターでの実物写真を使用してのデータ配置
・配置確認データに基づいてレーザー彫刻
・加工品の取り出し、梱包、発送
になります。